
こんにちは!現役保育士ねむです
みなさんはどんな時に絵本を読んでいますか?
保育園や幼稚園では、朝の会、昼食前、午睡前、おやつの前、帰りの会…
ご家庭では、夜寝る前などにも読むのではないでしょうか。
ねむの勤める保育園では、お散歩に行く前に絵本を1冊読んでから出かけます。
この時間、実はとっても大切だと改めて思うのです。
絵本の読み聞かせは季節を感じたり、好奇心を刺激したり、心を豊かにする大切な時間です。

じゃあお散歩前にはいったいどんな絵本を読んだらいいの?
そこで今回は現役保育士ねむが実際にお散歩の前に読んだ絵本の中で、子どもたちの反応の良かったオススメ絵本を年齢別にまとめたいと思います!
★0歳児~
くつくつあるけ

作:林 明子
出版社:福音館書店
ちいさなちいさな一足のおくつが主人公の絵本。
はやく歩いて「ぱたぱたぱた」、つまさきで「とん とん とん」、かかとを揃えて「ぴょん ぴょん」! 楽しい擬音のリズムで、絵本の中を歩く姿に子どもたちも目を輝かせます。
身近なくつが題材なので子どもたちの興味を引き、お散歩への気持ちが高まりますよ♪
がたん ごとん がたん ごとん

作:安西 水丸
出版社:福音館書店
がたん ごとん がたん ごとんとやってくる、まっ黒な汽車が走っていくと「のせてくださーい」と様々なものが駅で乗ってきます。
でてくるのは哺乳瓶やコップとスプーンなど、どれも子どもたちに身近なものばかり!
シンプルだけれど音の繰り返しが心地よく、0歳児さんからでも楽しめます♪

この絵本を読んだ後、お散歩ロープを使う時やバギーに乗る時に「○○くん、のせてくださーい」とがたんごとんを模してお名前を呼んでいました♪
自分の名前が呼ばれるのを楽しく待てるので、待つ練習にもなるかも。
★1歳児~
どんどこももんちゃん

作:とよた かずひこ
出版社:童心社
おおきなあたまにオムツ姿のかわいらしいももんちゃんが、どんどこ進んでいく先に待っているのは…
簡単な言葉の繰り返しと、明るくてたくましいももんちゃんに子ども達も感情移入するようで
「どちっ」とももんちゃんが転ぶと一緒にぐっと息をのんだり。
最後にはホッとする展開に、子どもたちもホッと心がゆるむようです。
ももんちゃんシリーズはどれもシンプルでリズムが心地よい絵本ばかり♪オススメです。
ぞうくんのさんぽ

作・絵:なかの ひろたか
レタリング:なかの ひろたか
出版社:福音館書店
お散歩にでかけたぞうくんが出会うお友達をみんな背中に乗せていき…最後の「どっぼーーん」で子どもたちも大爆笑!
天気のいい日に読みたくなる絵本です♪

お水に触りたくなる気持ちが高まるので水遊びの時期に読むのもオススメ!
おべんとうバス

作・絵:真珠 まりこ
出版社:ひさかたチャイルド
名前を呼ばれた食べ物さんたちが「はーい」とお返事をして、おべんとうバスに乗り込みます。
この絵本を読んだ後に、お散歩バギーをおべんとうバスに見立てて「○○くーん」と呼ぶと「はーい」と元気よくお返事をしてくれる子どもたちの姿にほっこりします。

雨の日の室内遊びでは、段ボールで大きなバスを作っておべんとうバスごっこを楽しんだりしました!
がたんごとん同様、遊びのなかで楽しんで順番を待つことができていました♪
★2歳児〜
ぼくはあるいた まっすぐ まっすぐ

作:マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵:林 明子
訳:坪井 郁美
出版社:ペンギン社
ちいさな「ぼく」がおばあちゃんの家を目指してまっすぐまっすぐ歩きます。
林明子さんのあたたかい絵のタッチと「ぼく」と一緒に冒険しているようなワクワク感がとても素敵です。
いちごやちょうちょなどが登場し、あたたかく柔らかく描かれていて春のお散歩にぴったりな絵本です。

「ここがおばあちゃんのお家かな?」のセリフに「ちがうよー!」「わんちゃんだよ!」と盛り上がりします。
最後にはおばあちゃんの家で「ぼく」が食べるチョコレートケーキを子どもたちも「もぐもぐ」と食べる真似をして楽しんだりしていました♪
くるまのなかには?

作:石橋 真樹子
出版社:福音館書店
以前の投稿でもご紹介したくるまの絵本です♪
日常的によく見かける車たちがリアルに描かれてるので、「今日はこの車が見られるかな?」と声かけするとお散歩への期待が高まること間違いなしです!
しんごうきピコリ

作・絵:ザ・キャビンカンパニー
出版社:あかね書房
こちらも少し長めのお話ですが、読んだ後に「もういっかい!」と言われるくらい子どもたちにハマった絵本です。
お散歩に出る前のお約束で、信号の話をする導入にもオススメ。交通ルールを楽しく再確認できますよ♪
あきのおさんぽいいものいくつ

作:おおたぐろ まり
出版社:福音館書店
秋のお散歩にぴったり。季節ならではの食べ物や自然、生き物たちがでてきます。
子どもたちと「1,2,3・・・」と数えるのも宝探しのようで、子どもたちもぐっと集中する姿がありますよ♪
シリーズになっていて、他にも「はる」「なつ」「ふゆ」もあるのですが、ハードカバー化されているのは「あき」と「はる」の2冊のみ。
「なつ」「ふゆ」は福音館書店の月刊誌「ちいさなかがくのとも」で発行されています。(2025年6月現在)
ねこのピート だいすきなしろいくつ

作:エリック・リトウィン
絵:ジェームス・ディーン
訳:大友 剛
文字画:長谷川 義史
出版社:ひさかたチャイルド
ねこのピートは何度か読むうちに子どもたちも内容やメロディーを覚えて、一緒に歌ったり
「なにいろになった?」 「「あかー!!」」と掛け合いを楽しめる絵本です♪
色に興味を持ち始めた時にも◎

最後に「きょうもかなりさいこー!!」と声をそろえると一体感も生まれるので、行事の前などに気持ちを揃えたい時にも読んでいます♪
※ただ、少し長めなので長いお話が聞けるようになってきてからがいいかも。
ねこのピート公式サイトはこちら
まとめ
今回はお散歩前に読みたい絵本を10冊ご紹介しました。
毎日行くお散歩コースでも、その日に読む絵本次第で子どもたちの発見や気づきが変わってくるのが保育の面白いところだなぁと感じます。
子どもたちはもちろん、保育士も一緒に日々のお散歩を楽しんでいきたいですね♪
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